歯医者さんに行くのは時間も取られるし、痛い治療女あるし、苦痛だと言う人が大半でしょう。しかし中には、「あの歯医者さんには可愛い歯科衛生士さんがいるから、むしろ歯医者さんへの通院は、楽しみの一つだ」と言う男性もいるようです。そんな男性には人気の歯科衛生士さんの中には、男性もいるということを知っていますか。おそらく90%以上の人は、看護師さんなら男性もいることは知っているけど、歯科衛生士さんは女性だけだろうと思っているのではないでしょうか。
いやいや90%どころか、99%の人が「信じられない」、「一度も見たことがない」と言うでしょう。しかし実は、男性の歯科衛生士さんも実際に存在します。平成24年6月の時点で、日本には43人の男性の歯科衛生士さんがいます。日本で初めて男性の歯科衛生士さんが誕生したのは2012年(平成24年)です。
2014年の時点で、日本には約11万6300人の歯科衛生士さんがいます。そのうちの43人なので、わずかに0.037%です。1都道府県に1人に満たないので、もしも男性の歯科衛生士さんに当たったら、非常にラッキーと言っても良いでしょう。歯医者さんでは機材や消耗品など重い物も多いし、男性にしかできないこともあるでしょう。
男性スタッフの活躍が期待されます。歯医者さんの看板にあげて良いのは現在、歯科、矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科の4つの診療科です。ホームページの中で審美歯科やインプラントなどを表示するのはOKです。現在、小児歯科を標榜している歯医者さんは約4万人を超えています。
ところが、日本小児歯科学会に所属している歯医者さんの会員数は約4300人程しかいません。これは一体、どういうことなのでしょうか。90%以上の小児専門の歯医者さんがモグリと言うことなのでしょうか。本当は小児専門などではないけど、一応看板には書いておこうと言うことかもしれません。
歯科医の免許は持っているのですから、モグリという訳ではありません。しかし、日本小児歯科学会では、毎年7冊もの学会誌を刊行し、全国大会や地方会を開催して、最新の知識や技術を身につけることができるようにと、歯医者さんたちをバックアップしています。また、研修会を開いて、多くの歯医者さんに最新の技術を学んでもらおうとフォローしています。その学会に所属していないということは、自己流で学んでいるということでしょう。
しかし、一人で書物などを読んで学べる量と、仲間と切磋琢磨しながら学べる量は雲泥の差があります。小さなお子さんが歯医者さんで治療を受ける際は、日本小児歯科学会のホームページから小児歯科の専門医や認定医を探すことができます。ぜひ、専門医や認定医の治療を受けてください。無医村という言葉は多くの人が一度や二度は聞いたことがあるでしょう。
テレビドラマや報道番組などでも無医村について取り上げられたものがたくさんあります。しかし、無歯科医地区という言葉を聞いたことがあると言う人は、少ないでしょう。平成26年10月に厚生労働省が調査したところによると、日本には無医地区が637地区あります。そして無医地区に住む人の人口は12万4122人です。
それに対して、無歯科医地区は日本全国に858地区あります。そして無医歯科医地区人口は20万6109人います。地域に医者がいないのが無医地区ですが、無歯科医地区と言うのは、当該地区の中心的な場所から半径4kmの区域内に50人以上の住民がいるのに、容易に歯科医療機関を利用できない地区です。都会に住んでいる人から見ると半径4km以内に歯医者さんが1つもないというのは信じられない状況でしょう。
大都会では、同じビルの1階と4階に歯医者さんがあるといった光景も珍しくありません。半径500m以内に何軒も歯医者さんがあって、どこにしようかと迷うほどです。歯医者さんの総数はコンビニよりも多いのに、まだまだ地域によっては、歯が痛くてもすぐには治療してもらえない地区があり、20万人以上の人が不便で不自由な思いをされています。車いすの人が歯医者さんで診察を受けようとしたら、車いすから降りて治療台に移動するようにと言われます。
しかし、車いすから降りるのも一苦労、ましてや治療台に移るのはさらに一苦労です。車いすのまま、歯の治療を受けることはできないのだろうか、と思ったことのある人も多いでしょう。車いすから治療台に移動してもらうのには、それなりの理由があります。1つは頭が固定できるということです。
頭が不安定だと危険が多くて、歯医者さんは怖くて機械を使うことができません。そして、治療台だと患部の角度が変えられるので、口の中が良く見えます。角度が適切でないために口の中が見えにくいと、危なっかしくて機械を安心して使うことができません。さらに、車いすのままだと、治療器具や機械が手の届かない所になる可能性があります。
器具の可動範囲内に患者さんの口元が来ないと、機械が使えません。車いすの中には、リクライニング式の首当てがついている物もあります。このようなタイプの車いすの場合は、首が固定できるし患部の角度を変えることもできるので話は別です。機械や器具が届く範囲内に車いすを設置できるのであれば、リクライニング式で首当てがついている車いすは、治療台に移動しないで治療を行うこともできます。
「この前歯医者さんに行ったら、若いかわいい女の子のスタッフがレントゲンを撮ってくれた」と話している男性がいました。しかしこれは、残念ながら違法です。可愛い歯科衛生士さんがいたとしても、このような歯医者さんにはもう行かない方が良いでしょう。治療器具も充分に消毒しいない等、他でも違法行為や違反行為を行っている可能性ありです。
レントゲンは、ほとんどボタンを押すだけと言った感じで操作が出来るので、中学生でも出来るでしょう。そのため、衛生士や助手にさせている所もありますが、レントゲンは放射線技師か医師か歯科医師しか、操作することはできません。衛生士や助手がレントゲンを撮るのは違法行為です。それ以外にも、衛生士が行ってはいけないことが色々とあります。
歯牙の切削はできません。歯石を取ることはできますが、歯を削ることは禁止されています。また、切開や抜歯はもちろん、歯科医しか行えません。歯科衛生士になるには、専門学校などの学校で3年間以上学んで、国家試験を受けます。
この試験に合格すれば、免許をもらえます。合格率は、95~97%くらいです。平成27年は7223人が誕生しています。試験は1日だけで、午前中に約2時間半、午後に約2時間半の合計5時間ほどの試験です。
少子化が進んだことや虫歯予防の知識が普及したこと、キシリトール配合のガムやノンシュガーの飴など、食品業界やお菓子業界も虫歯予防に取り組んでいることなどから、虫歯は減りました。しかし、高齢化社会に向けて、今後は虫歯だけではなく色々と取り組んで行かなければならないこともあります。高齢者で歯周病ではない人と言うのは非常に珍しいでしょう。歯周病は誰もがなる歯の病気だと言ってもいいくらいです。
しかし、この歯周病が糖尿病の原因になったり、糖尿病を悪化させたりします。また、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなります。生活習慣病を予防するには歯の健康管理も欠かせません。また、高齢になると噛む力が衰えてきます。
しかし噛むことは非常に重要なことで、噛む力が衰えてくると、認知症を発症させるのが早まるということも判っています。そして、高齢者の死亡原因のトップとなっているのが肺炎ですが、マウスケアをしっかりと行えば肺炎の予防になります。高齢者は指が痛い、手首が痛い手や肩が上がりにくいなどで、歯を磨くのも一苦労になってきます。しかし、口の中をきれいに保てるようにマウスケアを行うことは生活習慣病や認知症の予防にも欠かせません。
これからの歯科医療は、内科医や高齢者のかかりつけ医とも手を取り合って、チームを組んで展開していく必要があるでしょう。渋谷の歯医者のことならこちら